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ケアの質も高まるIoTの導入

介護業界は昔から慢性的な人手不足の状況です。
介護が必要な高齢者の数に対して介護士の数が足りていないのです。
2035年になると日本全国で約80万人もの介護士が不足するといわれています。
外国人労働者を雇用しても限界があります。
そこで注目を集めているのがIoTです。
IoTの活用によって介護士不足を解消するだけでなく、介護現場の質を高めることも可能になるといわれています。

IoTの活用によってこれまで人が直接行っていた仕事がIoTを通した仕事になります。
特別養護老人ホームの見回りや居室巡視は時間がかかりますし、人手も必要です。
カメラやセンサーによるIoTを使うことによって、高齢者の様子を現場に向かわずともリアルタイムで正確に把握することができます。
センサーで呼吸の状況や心拍数の数値を測定できます。
また、センサーによって監視ができますから見回りをする必要もありません。

他にも、高齢者でよくある事故は転倒ですが、IoTをうまく活用すればこれを防止することもできます。
高齢者の転倒原因の多くは日々の生活サイクルが悪くなっていることです。
センサーをはじめとしてIoTを活用すると、運動量、起床、昼寝、入浴など日々の生活をデータ化することができるようになります。
そうした高齢者の活動記録を分析してどこに転倒原因があるのかを特定して解決することが可能なのです。
このように、介護士の負担を減らすだけでなく介護ケアの質を充実させる上でもIoTの活用は非常に重要です。